展示会用動画|実感的な表現で問いかける効果について
今回学ぶ動画
動画:カレイドソリューションズ株式会社/展示会用サービス紹介動画
制作会社:Crevo株式会社
このコラムは、世の中のあらゆる動画から工夫しているポイントなどを学び、蓄積していくことを目的に始めたものです。
今回は、製造現場を持つ企業に対して、研修の内製化支援を提供する企業が、展示会において自社のサービス概要を説明するための動画です。
こちらの動画では、最初の問いかけでひとひねりすることの効果などを見出すことができました。
実感的な表現で問いかける
本動画では冒頭で、
気になる兆候はありませんか?
と問いかけます。

ふつう、こういう問いかけの場面では「こんな課題はありませんか?」とすることが多いですよね。
なぜこの表現にしたのだろう、と意識しながら視聴していると、次は、
それを解決できるのが「ノンテクニカルスキル教育」です
という場面に続きました。

「ノンテクニカルスキル」というのは、状況認識やコミュニケーション、チームワークなどを指すものだそうで、これを教える研修が「ノンテクニカルスキル教育」なのだそうです。
これらのスキルの必要性を現場担当者が実感する瞬間は、冒頭で掲げたような“兆候”を感じ取った瞬間ですよね。
だから、「気になる兆候はありませんか?」としているのだと思います。
パッと聞いただけでは全容がイメージしづらいサービスや概念を紹介するときには、最初の問いかけの表現をあえて限定して、視聴者にとってより実感的な表現にすると、理解を促すにも関心を引きつけるにも有効になるのだという発見がありました。
展示会では、あえて説明しきらない
続いて、
- 製造現場では、さまざまな制約から研修を実施しづらいこと
- ゲーム型研修なら、社内の講師によって少人数・短時間でも実施できること
- 研修内製化支援で20年の実績があること
などの紹介に移ります。
ただし、それぞれを詳しく説明するわけではなく、簡単に概要を触れる程度です。
これは、展示会で流す動画ということで、あえてこのようにしているのだと思います。
概要を知ってもらって、関心を持ってもらい、会話につなげる。
そのきっかけづくりを目的にしているのです。
冒頭であえて「兆候」という現場感覚に即した表現にしていることも、この目的に合っていると感じました。
リアルな場で話の端緒とするには、より具体的だったり、より直感的だったりすることの方が、話を膨らませやすいからです。
まとめ
「説明用動画」というと、限られた時間の中で、できるだけ多くの情報を分かりやすく伝えることを考えがちです。
しかし、展示会のように動画の先に人との会話がある場合は、ひとひねりというか敢えてクセをつくることで、それをコミュニケーションの“手がかり”にすることを意識して作ると効果的です。
その視点をひとつ増やしてくれた作品でした。


